平成19年12月8日土曜日に、日本科学未来館において、第52回日本唾液腺学会が開催されました。当日は天候にも恵まれ小春日和となり、多くの先生方にご参加いただき、参加者は100名を越える勢いでした。未来創造的なお台場の会場にふさわしく、先端的、学際的な討論が活発に行われ、大変有意義な1日となりました。
今年は、特別講演として、鶴見大学歯学部教授の斎藤一郎先生より、『唾液腺の障害と修復の病理―基礎から臨床へ―』という演題で、基礎研究から臨床研究へと具現化する貴重な研究成果についてご講演をいただきました。研究内容がトランスレーショナルリサーチの先駆的なものであり、新たな医療の展開に一石を投じるものとなったことは、大変感銘深いものでした。参加された先生方からも質疑が相次ぎ、それぞれの分野における今後の研究に大変有意義なものとなりました。さらに今回は、海外の研究者の発表もあり、国際的な拡がりを期待させるものとなりました。 |