日本唾液腺学会は、唾液腺に関する我が国で唯一の学際的な全国規模の学会であり、半世紀以上にわたる歴史を持っています

学術集会

会長挨拶

未来を拓く唾液腺・唾液研究の新展開

第65回 日本唾液腺学会学術集会
会長 長尾 俊孝
東京医科大学 人体病理学分野

長尾会長挨拶

 このたび、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年から延期となっておりました第65回日本唾液腺学会学術集会を2021年11月27日(土)に、東京・両国の国際ファッションセンタービルで開催させていただきます。歴史ある学会の学術集会会長を拝命し、大変光栄に存じます。
 本学術集会では、会員の皆様からの一般講演(唾液腺・唾液に関する基礎的研究、臨床および病理診断学的研究、症例検討)に加えて、特別講演、シンポジウム、歯科基礎医学会・日本唾液腺学会共催シンポジウム報告、および企業共催ランチョンセミナーを企画しております。
 血液や唾液などの体液中には、細胞から放出されるエクソソームが存在し、その内部には分化、細胞増殖、アポトーシス、がん化など様々な生命現象に関与する遺伝子の発現を制御するマイクロRNAが含まれています。ある特定のマイクロRNAを検出することによるがんの早期診断は、近年多方面から注目を集めています。特別講演では、「血液・唾液を用いたリキッドバイオプシーの最前線」と題して、当該分野の世界的な第一人者で、多大な業績を上げられている東京医科大学分子細胞治療研究部門の落谷孝広教授にご講演を賜ります。
 本学会は基礎、臨床を問わず唾液腺および唾液に関する様々な領域の研究成果を発信し、討論する場として発展してきました。そこで、シンポジウムでは、「唾液腺研究の新機軸:基礎から臨床まで」をテーマとし、唾液腺を軸にそれぞれの領域の第一線でご活躍中の先生方から最先端の研究成果や最新情報をご紹介いただきます。また、「COVID-19感染から考える唾液・唾液腺研究~感染診断から感染制御に向けた展開~」をテーマとした歯科基礎医学会と本学会との共催シンポジウムの報告や、唾液腺癌の分子標的治療に関する企業共催ランチョンセミナーも時宜を得た最新の知見が得られる良い機会になるものと確信しております。
 唾液腺・唾液に関する研究や診療に携わっておられる幅広い職種や領域の方々に奮ってご参加いただき、活発に質疑・討論することにより、本学術集会が盛況となることを切に願っております。なお、新型コロナウイルスによる感染状況は、ワクチンの普及により今後の改善が期待されておりますが、感染防止対策を講じた上での現地会場とオンラインとのハイブリッド開催といたします。

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