日本唾液腺学会は、唾液腺に関する我が国で唯一の学際的な全国規模の学会であり、半世紀以上にわたる歴史を持っています

学術集会

会長挨拶

天野会長挨拶
第64回 日本唾液腺学会学術集会
会長 天野 修
明海大学 歯学部 解剖学分野

 このたび、第64回日本唾液腺学会学術集会の会長を担当する機会を与えて頂きました。歴史ある学会の大会長を拝命し、大変光栄に存じております。本年度の会場は国技館や江戸東京博物館のある両国駅すぐ近くの「国際ファッションセンタービル」での開催となりました。東京駅や羽田空港からのアクセスも非常に良好です。
一般講演のプログラムは従来通り、唾液・唾液腺に関する基礎的研究、臨床および病理診断学的研究、症例検討で構成されますが、それらに加えて、基礎系と臨床系の話題で特別講演を計2題ご用意いたしました。
 基礎系の特別講演では、古くからの唾液腺基礎研究の大きなテーマである、多様な生理活性物質を産生する顆粒性導管について、「マウス・ラット顎下腺導管系の分化機構」と題して金沢大学名誉教授の井関尚一先生からお話しを頂きます。1986年のノーベル生理学・医学賞を受賞した、リータ・レーヴィ=モンタルチーニとスタンリー・コーエンによる神経成長因子(NGF)と上皮細胞成長因子(EGF)の発見以来、唾液腺における細胞成長因子を始めとする多種多様な生理活性物質の発現と局在の問題は、唾液腺の機能や役割を考える上で重要かつ未解決の研究課題となっています。
 臨床系の特別講演では、東京医科歯科大学大学院 口腔放射線腫瘍学分野で、基礎と臨床の両面より放射線治療増感法の開発および放射線治療抵抗性機構の解明を目指した研究を行っておられる三浦雅彦教授に、「唾液腺・口腔癌に対する放射線治療の基礎と臨床」と題したお話をして頂きます。 2題とも、唾液腺学会の特徴である、基礎・臨床、医科系・歯科系・コメディカル系の多様な会員構成に興味を持って頂ける重要なテーマで、参加者には新たな視点で明日からの研究と臨床の発展に役だって頂けるものと考えております。
 唾液・唾液腺に関わる研究を行っておられる1人でも多くの方に参加を頂き、小規模な学会ならではの熱い議論によって、本学術集会を盛り上げて頂ければと願っております。

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