日本唾液腺学会
(事務局)
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日本唾液腺学会の歴史
 日本唾液腺学会の生い立ちは、わが国における唾液腺内分泌学説の提唱に始まる。
昭和15年ごろ、緒方知三郎らによって、唾液腺内分泌学説は衆知のものとなり、昭和19年に緒方章、伊藤四十二らは「パロチン」と命名された作用物質を確認した。次いで、昭和24年に精製が進み、「パロチン」は基礎医学、臨床研究に広く供せられるようになった。
昭和26年から3年間、文部省の科学研究費を得て、同好の人達が参集して、「パロチン研究班」を結成し、年1回の研究発表会も開催してパロチンの医学、歯学的応用について熱心に討議を重ねた。
 パロチン研究班の解散後、同好の人達はさらに自然発生的に唾液腺ホルモン研究会を結成した。昭和31年に専門を異にした各分野の唾液腺ホルモンの研究者が集まり、第1回の「唾液腺ホルモンシンポジウム」として発足した。第4回からこの唾液腺ホルモンシンポジウムは発展的に解消して、唾液腺の内分泌機能全般を含めた研究を発展させるためのシンポジウムと位置付けられた「唾液腺シンポジウム」が再発足し、開催母体も唾液腺研究会と改称された。さらに第6回から日本唾液腺研究会と再改称され、唾液腺研究に大いに貢献してきた。

 その後、日本唾液腺研究会もその使命を終え、一大転換期を迎えた。すなわち演題数が少なくなり、研究会を開くことさえ難しい事態となった。しかし、本研究会は医学、歯学、薬学の唾液腺研究に強い感心をもった人々によって構成されたユニークなものである。この学際的な研究会を存続させ、活性化させるため、また、さらに多くの研究者が参加できるような学会とするため、名称も日本唾液腺学会としてスタートすることとなった。学術大会も研究部門と症例検討部門に分けて行い、幅広い分野の人々が参加し、活発に論議できるよう配慮した。しかも、優秀な演題には奨励賞と特別賞を贈り、学会の活性化を図った。 たしかに、演題内容のレベルは高くなり、その目標は達せられた感もしている。
しかし、学術大会は参加者及び演題の質だけではく、各分野から多数の研究者、特に若い人々がもっともっと参加した活気に満ちた学術大会となればと念願している。

 この学会は50周年という節目を迎える。そこで、幹事会が中心となり50周年記念事業を検討中である。例えば、唾液腺腫瘍アトラスの発行等を考えている。さらに、時代の流れに沿って、情報の公開、事務の簡素化、効率化を図る為、唾液腺学会のホームページを立ち上げた。このホームページを是非ご活用いただきたい。